大学による老人ホーム経営

2013.12.20

提案です。大学が老人ホームを経営してはどうでしょう。私だったら入りたい。
 
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  こんな記事を読みました。

米退職者の移住先、上質な暮らしを求めて大学の街が人気に

アメリカで、最近大学の街の持つ雰囲気に惹かれて移住する高齢者が増えており、従来のフロリダ移住以外の選択肢となっているというニュースです。 大学によるシニア向け特別講座開催や、医療インフラや文化施設などが整っていることが大学の街の特徴としてあがっています。

 
 

いいですね。 そこでいっそ、大学が老人ホームを準備すればいいのではと思いました。

その老人ホームは、
・ 大学の好きな講座を受けたり、入学してゼミに入ることもできる
・ もちろんキャンパスの中を自由に散歩できる
・ 希望すれば、大学内のボランティアや文化交流に参加できる
・ 更に希望すれば、事務や清掃の仕事でお金ももらえる
・ もっともっとどっぷりと、専門知識で講師になることもできるかもしれない(シニア to シニアの大学カリキュラム外の講座ならいつでも可能)
・ 大学の設備、ジムやプールが自由に使える
などが用意されます。医科を持つ大学であれば連携した手厚い医療サービスも提供されます。

 

大学側としては、 ・ 授業料以外の安定収入源の確保 ・ 追加的講座やシニア学生としての授業料期待
・ 学食、講堂、運動設備等の有効活用
・ 事務・清掃等業務の低価格発注
・ ブランドイメージアップ、孫に対するマーケティング効果
・ 多様性の維持、学生に対する刺激
・ 学部によっては研究サンプルの母集団に
 
また、一般の学生にとっても
・就職相談等での知見が得られる(場合によってはコネクションも?)
・社会にでる前にこなれた人材になれる
・一部サークルへの参加期待 (お茶、写真、俳句、弁論サークルなどは活動要員として。運動部やその他サークルならスポンサーとして部員になってもらうのもいいのでは?)
・大学のある街の人口が増えることで、街が活性化。飲食店などが今まで以上に魅力的に
 
などなど・・・いいことづくめです。
 
 
別の側面から見れば、老人ホームもデイサービスも、
今や競争が激しくただ施設を開けただけでは人を呼びこむのに苦労する状況であり、淘汰が始まっています。
 
その観点から「大学運営の老人ホーム」は明確な差別化されたブランドとして、
一生学びたいと考える高齢者に受け入れられるのではないかと思います。
 
大学関係者の方ご覧になりましたら、是非ご検討をよろしくお願いいたします!
 
 
 
 
さて、大学は一例ですが、こういった「○○運営の○○」という組み合わせで、魅力的な選択肢を多くしてほしい余地が高齢者向けサービスには多く残っていると思います。。
電機メーカー運営の超IT化デイサービス、フランス料理店経営のグルメ老人ホーム、美術館によるアートなサ高住、
農場が経営する牛と緑に囲まれたグループホーム・・・夢が広がります。
 
こうして、年をとることが魅力的なイベントと捉えられる社会に変わっていくことを期待しています。