【記事紹介】高齢者の見守りから認知症対策まで、実装が進む「介護AI」

2017.09.13

最近、AIxヘルスケアの記事多くなってきましたね。しかし「AI」という言葉が、この記事もそうですがほぼ「IT」の置き換えになっているのが気になるところです。media

フォーブスさんの記事でこんなものがありました。

高齢者の見守りから認知症対策まで、実装が進む「介護AI

介護ロボットとして注目がMJIのTapiaが上がっていて、おおーとなりました。Tapiaは変なホテル舞浜店にも導入されており、積極的な展開を図っている様子。

それから見守りカメラ、セントケアホールディングスさんが介護現場にAIを導入するために新会社を作ったこと、大阪大学では認知症患者でも料理が作れるカメラ、AIを使った創薬のお話も出ています。

・・・と、要するにいろいろあるよ、というお話ですね。実際に成果が出ている話は一つもないので、この中で何が受け入れられ、何が成果を出せるのか。面白い領域なのは間違いないところだという確信はありますが、どうなるかは全く分かりません。

以下余談です。フォーブスさんですら「超高齢化社会」という言葉を使っていますが、今の日本は「超高齢社会」であって、ほかに用語としては「高齢社会(高齢化率14%以上)」「高齢化社会(高齢化率7%以上)」があるだけで、「超高齢化社会」という言葉はありませんので、超高齢社会について語りたいときは気をつけたいものです。おそらくみなさん、少子高齢化社会とごっちゃになっているのではないかと思われます。

なお、超高齢社会は高齢化率21%以上を指しますが、日本は2007年にこの定義を満たしていますので、超高齢社会になってからすでに10年経過しています。超高齢社会に向けて、という言い方も正しくないので、そのあたりも気を付けたいところです。